時の輪廻 第4章 20話 3度目の朝 【時の輪廻 】 ブーン、ブーン、と机の上でスマホが振動している。透哉は手探りでスマホを探す。右手に掴んだそれを顔の近くまで持ってきた。虚ろな目で画面を見る。そこには本多将輝の名前が表示されていた。 透哉は通話ボタンを押した。将輝の大きな声が耳まで聞こえて... 2020.11.27 時の輪廻