地震

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時の輪廻

第4章 23話 もう一度過去に戻れば 【時の輪廻 】

葵との電話が切れたのを合図に地震が発生した。地震が収まると透哉組と、博人組の二手に分かれては葵の捜索を開始した。透哉達は新宿御苑の方へ、博人達は大久保公園へ向かったが……
時の輪廻

第4章 22話 信じてもらえないかも知れないけど 【時の輪廻 】

男から逃げる葵だったが、遂に男に捕まってしまう。ネックレスについて問われるが。その時、地震が発生し、運よく男から逃げることに成功した。東京駅から脱出した葵だったが……
時の輪廻

第4章 21話 着信 【時の輪廻 】

当初の予定より10分早く透哉は新宿に着いた。出かける前に、妹の阿依には、毎度の通り図書館にそのまま行くように伝えた。「うるさい」という言葉しか知らないのか、使いたくないのか、透哉が話しかけるとそれしか返さなかった。  全くもって反抗期かよ。...
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第4章 20話 3度目の朝 【時の輪廻 】

ブーン、ブーン、と机の上でスマホが振動している。透哉は手探りでスマホを探す。右手に掴んだそれを顔の近くまで持ってきた。虚ろな目で画面を見る。そこには本多将輝の名前が表示されていた。  透哉は通話ボタンを押した。将輝の大きな声が耳まで聞こえて...
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第4章 17話 真実と沈黙 【時の輪廻 】

自宅へ帰る途中、透哉は葵に電話をした。左手で自転車を押さえながら歩く。夏の夜風が気持ちいい。視線を空の方へ向けると、星が見えた。ベガ、アルタイル、デネブ。他の星と比べると数倍明るく見える星。これらを繋ぐと夏の大三角形になる。 「お疲れ! 今...
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第4章 16話 大切な人はいますか? 【時の輪廻 】

ネットカフェ「快適空間」は吉祥寺駅を降りて北口のサンロード通りに入る手前の雑居ビルの6階にある。  透哉はエレベーターに乗り、「6」のボタンを押した。エレベーターが作動する機械音が鳴る。途中で乗ってくる人もいなかったので、直ぐに6階に着いた...
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第3章 11話 シンクロニシティ 【時の輪廻】

「いたっ」  葵はハッとして目を開けた。後頭部を座席に思い切りぶつけたようだ。葵は後頭部を押さえた。はぁはぁと荒い息遣いで身体が上下に揺れる。通路を挟んだ座席に座る恰幅のいいおじさんが、葵を見て驚いた表情をしていた。  直後アラーム音が鳴り...
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第3章 10話 夢の目覚め 【時の輪廻】

スマホのアラームの音で葵は目が覚めた。  長い間、夢を見ていたのだろうか。  ドアのない真っ白な空間に座り、何年も、何10年も、時間の感覚がなくなるくらい、ただひたすら何かをじっと待っていたような気がした。それが何なのか、何も思い出せなかっ...
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第1章 6話 月の光 【時の輪廻】

「お!? 起きたか」  透哉のスマホの明かりが二人の周りだけを照らしている。そこには無造作に、恐らく地震によって崩れたのだろう、書類やファイル、椅子などが散乱している。その部屋の片隅に膝を抱え込むようにして眠っていた絵理が起きた。 「……あ...
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第1章 5話 出会い 【時の輪廻】

男の低い声で透哉は目覚めた。どうやら景と名乗る男によって助けられたようだった。景と地震の状況を確認していると、透哉の首から下がるペンダントに見覚えがあるという。景から津波が来るという情報を得た透哉達は神保町駅へ向かった
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