小説

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時の輪廻

第1章 4話 東京駅からの脱出2 【時の輪廻】

しばらくすると、地震は収まった。二人の間が静まり返る。しかし、被害は深刻な状況になった。構内のどこかで火災が起きたのか、警報機がなり、二人の静寂を遮った。 透哉はしゃがみ込んでいる絵理を見た。仄かに映る絵理の瞳から涙が流れていた。「藁谷さん...
時の輪廻

第1章 2話 戸惑いの朝 【時の輪廻】

身体がビクッとして目を大きく見開いた。透哉は上半身をガバッと起こした。「はぁ! はぁ!」 悪い夢を見ていた時と同じように、胸がドキドキしている。落ち着けと言わんばかりに右手で胸を押さえ、透哉は目を瞑った。そのまま小さく深呼吸をした。 なんて...
時の輪廻

第4章 15話 真実かオカルトか 【時の輪廻 】

帰りのホームルームが終わった。来週からテスト期間ということで、明日の7月10日火曜日からは部活は休みだそうだ。部活に所属していない透哉にとってはどうでもいいことだった。 それに来週はテストなんてない。 透哉の後ろの席に座っている博人が話しか...
雑談

小説以外にも色々書いてみようかな

タイトルにも書いておりますが、小説の投稿以外にも色々書いていこうかなと思いました次第であります。小説ですが、今、最後の最後の方までは書き終えているのですが、まとまった時間が取れず、時間が確保出来た時に少しずつ書いています。仕事も忙しく、今月...
時の輪廻

第1章 3話 東京駅からの脱出 【時の輪廻】

透哉は三鷹駅に着くと、改札を通り、5番線乗り場へ向かった。ポケットからスマホを取り出すと、やはりメールが届いていた。葵からだった。「新宿にくるなってどういうこと? 意味わからないんだけど……」 予想通りの返事だった。透哉は今までにないスピー...
時の輪廻

第1章 1話 スーパームーン 【時の輪廻】

今日はいつもより星がとても綺麗に見える。目を擦り過ぎて、赤く腫れた目でもよく見えた。神木透哉(かみきとうや)は、自転車に乗り三鷹駅に向かっていた。前方を注意しながら何度も空を見上げた。あれから、10年か…… 透哉は2018年のあの東京を襲っ...
時の輪廻

時の輪廻 プロローグ 0

7年前に東北を襲った大地震。数10メートルの津波が私の街を襲った。被害は津波だけではなかった。各県のコンビナートや家屋が炎で包まれていた。さらに、原子力発電所が爆発した。私はそれらを後でテレビで知った。 今、私はビルの屋上にいる。ここからの...